侮ってはいけない「油断・慢心」。患者さんの家族に教えていただいたこと

先日、Twitterでこんな投稿をしました。

昨日はちょっとヒヤッとした日。cat ope終わった患者さんのご家族から

「ケンさん(実際は名字)。多焦点レンズってあるんですか?」

片眼他施設で終わっていて、glaもありかなり高齢で適応外なんだけど、適応外って説明が不十分だったと反省。

ご家族に謝罪して説明したら、笑顔で帰ってもらってホッ。

術前検査の説明は、私が行うことが多いです。

10年以上今の病院にいて、術前検査の担当をしていると、説明のコツとでもいうのでしょうか。

うまく説明できるようになった気がするんですね。

 

そんな気持ちで検査・説明をしていると

私が一番気をつけなきゃいけないと思っている「油断」が生まれてしまうんです。

今回の指摘は、完全に私の油断から生み出されたものでした。

詳しく説明しなくても大丈夫だろう

この気持ちがなかったと言えば、嘘になるでしょう。

確かに

・片眼に単焦点レンズを入れていたこと

・緑内障があること

・ご高齢で多焦点の適応が難しいこと

など、説明すれば多焦点の選択をしなかったであろう理由はあります。

 

だからと言って、「説明をしなくていい」理由にはなりませんよね。

事実、私は患者さんのご家族から指摘を受けたときに

「しまった…」

と思ってしまったのです。

 

結果、説明しても多焦点を選ばなかったであろう理由を冷や汗交じりに説明して、ご家族から

「変に迷わせないように、お気遣いいただいたんですね」

とありがたい言葉までいただきましたが、

「いえ、完全に説明不足です。申し訳ありませんでした」

と謝罪しました。

油断・慢心は最大の敵

視能訓練士として働き始めて、約20年。

新人の頃にはわからなかった検査のコツや説明のコツ、その他たくさんのことを学んできました。

新人の頃に比べると、患者さんのからの信頼・先生、他のスタッフからの信頼も高くなったといえるでしょう。

 

だからこそ、「油断・慢心」には最大限注意しなければいけない。

ベテランと呼ばれる人達がミスをしてしまう原因には、この「油断・慢心」が少なからずあるのではないでしょうか。

 

患者さんのご家族に指摘していただいたことは、私には

「お前、油断してないか。仕事なめるなよ」

と教えていただいたと思っています。

すぐに先生、他のスタッフにも自分が油断して指摘されたことを告げ、皆で引き締めていこうと都合よく言ってまわりました。

(言ってると、周りからのチェックも入りますし)

 

「こんなこと説明しなくても大丈夫だろう」

「こんな検査までする必要ないだろう」

といった油断をしたときに、ミスは生まれます。

 

私が肝を冷やしたご家族からの指摘、気持ちを引き締めなきゃと思うのと同時に、自分の中に油断がある人への注意喚起になったら、意味はあったのかなって思います。

 

以上、「侮ってはいけない「油断・慢心」。患者さんの家族に教えていただいたこと」でした。

ケン

いつも最後まで読んでいただき、ありがとうございます。